カセットデッキを求めてジャンク屋へ
カセットテープをデジタル化しようと思い、自宅にころがっているCDラジカセでも十分なのですが、専用のデッキを使うとより高音質なのではないかと思いジャンク屋へ向かいました。
中古品は5000円~7000円くらいするので、カセットテープ1本のために買う気にはなれません。
ジャンク品を見るとカセットデッキはいくつかあるのですが、ほとんど動作NGのものばかりでした。
そのなかに、動作OKともNGとも表記されていないものを発見。
なんと525円!!!
さっそく、動作確認をさせていただきました。
お店の査定する場所へ入れていただき、実際に再生してみると再生できました。
少し音量が小さい気がしましたが、ライン出力は大丈夫だろうと購入しました。
「北本市の歌」と「北本音頭」をデジタル音源に
私の住んでいる街には市の歌と音頭があります。
秋祭りやなんかのたびに高齢者の方々が必ずと言っていいほどこの曲をかけるので、好きになってしまいました。
iPhoneで音楽を聴くようになってからもっているCD・音源はすべてAAC、MP3にエンコードしているのですが、
この2曲もiPhoneに入れたいと思って音源をさがしていたところ2004年ごろに図書館から借りてきたカセットテープから録音したMP3を見つけました。
このまま入れようかと思ったのですが、ビットレートが96kbpsだったうえに、録音の仕方がよくありませんでした。
当時の私はオーディオに関する知識を全く持っていなかったのです。
市役所に問い合わせたところ、生涯学習課でこの曲の入ったカセットテープを500円で販売しているとのことでした。
本当はCDがあればよかったのですがカセットテープしかないようです。
この歌が作られたのは昭和40年代ですからカセットテープしかないのもわかります。
クリーニングして再生してみるが…
購入したのはSONYのTC-U4というカセットデッキです。
インターネットで調べてみると1978年ごろのものらしく当時の価格は52,800円だそうです。
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/tc-u4.html
家に帰ってエアーダスターで埃をはらって、エタノールで消毒。
電源をいれてカセットテープを再生。
あれっ!!! L(左)側の音が出ないぞ!!!
モノラル音源のカセットではないはずです。
ライン出力も同様でした。
前面に搭載されているUVメーターがほとんど触れていないことに気がつきました、
そのうえ、R側の音量も小さい。
おそらく、ヘッドの調子が悪いのでしょう。
生産終了後かなり経過しているので修理に出したら新しく買ったほうが安くつきそうなのであきらめました。
例のテープの録音はCDラジカセか、中古品を買ってくるかまだ決めていません。
カセットテープが手に入ってから決めたいと思います。
内部を拝見
そのまま捨てるのはもったいないので内部をいろいろと拝見しましたwww
今の電化製品はIC(集積回路)やマイコンを中心に構成されていて一見シンプルに見えますが、昔のものはコンデンサや抵抗、ダイオード、トランジスタが手はんだでつながれていてかえって複雑に見えました。
ただ、ICの中にはコンデンサや抵抗、ダイオード、トランジスタが何百・何万…と集まっているわけですから、当然今の電子機器のほうが精密で、もはや改造のしようがありません。
このカセットデッキぐらいでしたら少し詳しい人なら治せるかも知れません。
自分の力量のなさになさけなくなります。
貴重な時間と、525円を失いました。