音楽に最適なディスクは? CD-RとCD-RWの違い

パソコン(以下PCw)のCDドライブで書き込むことができる空のCDが家電量販店や、ホームセンター、スーパー、そしてコンビニといたるところで売られています。

CD-RとCD-RWはどう違うのでしょうか。

ここでは音楽をCDに焼く際に使うCD-RとCD-RWの違いから、CD-Rの選び方までくわしく説明します。

CDディスク

1回だけ書き込めるCD-Rと書き換えられるCD-RW

CD-RとCD-RWの大きな違いは書き込んだあとに書き換えできるかどうかです。

まず、両方とも一度書き込んだ内容を書き換えることはできません。※クローズしなけれ ば追記することができますが、ここでは割愛します。

「えっ? CD-RWって書き換えられるんじゃないの」と思われた方はするどいです。

実はCD-RWは書き込んだ後いったん内容を消去してから再び書き込むことができるの です。

しかし、USBメモリなどのようにファイルを個別に書き換えることはできません。

よって、PCのハードディスクのバックアップなど、何度か書き換える用途ではCD- RWが便利です。

では、音楽CDをコピーするときにはどちらを使えばいいのでしょうか。

私の考えでは、基本的にCD-Rを使ったほうがいいと思います。

CDに書き込む際レーザーでディスクの記録層を焦がして跡をつけ記録しますが、CD- RとCD-RWではディスクの記録層に使われる色素が違うのです。

読み取る際は、CDにレーザーをあて跳ね返った光を読み取りますが、CD-RWは消去 することができる代わりに、色素の反射率が低く読み取るのが難しいのです。

したがって古いCDプレーヤーにはCD-RWを再生することができないものもあるので 注意が必要です。また、CD-RWに対応しているものでもディスクの内容を正確に読み取れないことによって音質が低下する可能性がないともいえませんの で、CD-Rをおすすめします。

しかし、PCに保存してある音楽(MP3など)をいったんCDに焼いて、MDなどにダ ビングする用途の場合はCD-RWを使ってもいいかもしれません。

ディスクで音が変わる?!

CD-R/RWの種類によって音質に影響があるといった説があります。

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CDに記録されているのは音の高さや強さで変化する物理的な情報ではなく、デジタル化 された情報なのです。したがって、反射してきた光によって音が変わるということは考えられません。

しかし、デジタルの場合情報が正確に読みだせないと元の音の情報に戻すことができず、 読みだせなかった部分を機械がその部分の情報を予想して補うようになっているので、CDの盤面のキズや汚れなどで読み取れない場所が多いとCDに記録され た音を忠実に読みだすことができません。 ※あまりにもひどい場合は読み取れず音飛びが生じます。

忠実に読みだせないと、雑音や思いもしない音になる場合もあり、音質の低下がおこるの です。

よって高音質なCDをつくるには、読み取りやすい記録層を持つディスクが適していて、 CD-RWよりCD-R、さらには音楽用CD-Rが優れているのです。

もっとも高級なCDプレーヤーやPCのCDドライブなどはCDに記録された情報を正確に読みだすことができますので、CD-Rの種類はあまりこだわらなく ても大丈夫そうです。

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